一番通塾してもらいたいお子さん

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今日の体重は 71.3kg  体脂肪率は 23.2%  でした。

 

今日は小学4年生の男の子が体験に来てくれました。

お電話をいただいた時に「割り算の筆算も出来ないんです」

って言われていたのでかなり警戒していましたが・・・

確かに計算は出来ないが図形や大きな数やグラフは出来る。

単純に九九ができていないだけのようでした。

計算も出来ないのに真面目に授業は聞いていた・・・

ある意味凄い小学生だと思います。

最近の体験の中で一番通塾してもらいたい体験のお子さんでした。

 

 

 

今日教えてもらった良いお話は

 

仏教学者の
ひろさちやさんが若い頃
インド一人旅の最中
道に迷ってしまった。
そこで
道端でたむろしているインド人の一人に
地図を渡して道を尋ねた。
すると
そのインド人は
「そこへ行くのはむずかしいぞ。
しかし
お前は運がいい。俺が案内してやる」
と片道40分以上かかる道中を同行して
案内してくれた。
目的地に到着して
お礼にお金を差し出したところ
そのインド人は「いらない」と言って
そのお金を受け取らない。
しかし
その後インド人は
「俺はお前に親切にしたな」
と言う。
これは
お金が足りないのだろうと思って
お金を足して渡そうとしたら
また受け取らない。
そのやりとりを数回繰り返した後に
そのインド人が言った。
「お金がほしいのではない。
お前は俺の質問に答えろ。
俺はお前に親切にしたな」
「はい、あなたは確かに
私に親切にしてくれた。
だから
私はお礼をしようとしている」
「お金はいらない。
俺はお前に親切にした。
この先お前は誰かに
親切にしてやってくれ。
それが俺に対する礼だ」
誰かに恩を受けたら
その恩をちゃんと覚えておいて
その後その人にお返しをする
「恩返し」も人として立派なことだが
その恩を別の人にそれを送る。
そして
その送られた人がさらに別の人に渡す。
そうして
恩が世の中をぐるぐる回っていくことを
「恩送り」というそうだが
こちらも大事なことだと思う。
親から受けた恩を親孝行して
恩返しすることも大事だが
子や孫や縁のある人達に送っていく
というのもすばらしいことだ。
自分も独立してしばらくの間
なかなかうまくいかなかった。
家族が食べるためのお金もままならず
うまくいっているふりをして強がって
セールスを続けていた。
そんな時
本当にたくさんの方々に
支えられてきた。
そのお一人おひとりの御恩を
忘れることは決して無いのだが
恩返しはほとんどできていない。
しかし
「恩送り」の話を聞いて
これだったらできると思った。
『ペイ・フォワード』という映画がある。
社会の授業で先生が生徒たちに
「もし自分の手で世界を変えたいと
思ったら、何をする?」という
課題を出し、考えたアイディアを
実行することを求めた。
主人公のトレバーは
母親はアル中、父親は暴力をふるう
という最悪な家庭環境だったが
トレバーは全然関係のない3人に
親切をし、その3人が同じようにしたら
世界は変わると思いそのアイディアを
実行に移した。
最初このアイディア(恩送り)は
失敗したかのように見えたが
ペイ・フォワードの輪がどんどん
広がって感動の結末を迎える。
成功者は
エネルギーが強いという感じではなく
回すのが上手だ。
恩を送る人が
人生を豊かにしている。
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