素足の小学生

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今日の体重は 72.6kg でした。
体脂肪率は 23.6%
今日は少し寒さが厳しくなかったようですが
私にとっては十分寒かったです。
この真冬でも小学生の数名は素足です。
さらに上着も着ないで塾に来ます。
信じられない服装です・・・
そこで素足の生徒に「寒くないの??」
と、尋ねてみると
「ぜんぜん寒くないよ!!」
でも気になるので「靴下はかなくて足冷たくないの??」
とも尋ねてみました。
やはり「ぜんぜん!!ってか、この部屋熱い!!」
と反対に意見されました。
僕たちはどちらかいうと今の室温でも寒いくらいなのに・・・
小学生は元気です(笑)
今日教えてもらった良いお話は
『僕は弱い男です。退路を断たないと、困難に立ち向かえん。』
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僕が16歳で、アメリカに渡ったわけですけども、
そのときに私の父親が血を吐いて病院に入院しているとき、
だから家族も心配する、家計がどうなるのか、
家がどうなるのか、ということも含めて、
不幸のどん底だった。
そのときに僕は一人アメリカに行くと。
もうむちゃくちゃに言われましたよ親戚から。
親が病気して倒れて入院してるときに、
なんでお前はそんなひとりアメリカに行くなんてことを言えるんだ! 
冷たいヤツだな。
言われました。
泣きながらしがみつくおふくろに、
「おふくろ、病院の先生に聞いたら、親父は死にはせんと言うてる。
血を吐いたけど死にはせんと言うてる。
ここ何年かの家庭のことを思えば、
家にいて、学校で勉強して、家族のために、
それはそれで大事なことかもしれん。
でも、これから何十年のことを思ったら、
家族のためにも、そして家族をさらに超えて、
自分が何か事を成す。
このことのために、人生を捧げたい。
だからわしゃ行ってくる!」
いうことで涙を振り切って行きました。
校長先生も担任の先生も、せめて休学にしたらどうだ、
せめてアメリカに行くというのなら大学に行ってからでもいいじゃないか。
大学卒業してからでもいいじゃないか。
せめて、いまどうしても行きたいというなら、
休学にしたらどうだ。
1、2年行って、様子みて帰ってくる、
その辺でどうだ、手を打たんか、と。
そういうような話でした。
私は校長先生に言いました。
「先生!僕は弱い男です。
アメリカに行って、英語がようわからん。
ひとりで行ってどんな生活になるかわからん。
困難にぶちあたったら、くじけて、弱い気持ちになって、
戻ってくる古巣があればそこに戻ってくるかもしれない。
それじゃ腹が据わらん。退路を断たないと。
退路を断たないと、
困難に立ち向かえない。
だから休学届けじゃなく、
退学届けにさせてください。
(孫正義 LIVE 2011より)
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私は、ことあるごとに孫さんの「僕は弱い男です」を思い出す。
孫さんほど強い人間はいないと思うのだが、
「自分は弱い人間」という。
本当に強い人間は、「自分の弱さ」を知っている。
と言われるが正にその通りなんだと思う。
どんな人でも弱い部分を抱えて生きている。
その弱さに目をつぶったり、強がったり、
折り合いをつけて妥協したりしているあいだは
本当の力は出ない。
聞いた話だが、
40代半ばで急に目が見えなくなり
落胆し人生を捨てようとしていた人が
友人も知人もいない土地勘もない
まったく知らないところに、
あえて引越しをして、
心の弱さを払拭し人生を見事に取り戻したそうだ。
人間は退路を立たれると
かえって奮い立つものだ。
逆境に陥ったときこそ、
あえて自分で退路を断ち
逆境に真正面から立ち向かうということは
一見リスキーなことのようだが
実は理にかなっている。
最も弱い部分と向き合うために、
あえて退路を断つ。