今までで一番いい話

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今日の体重は 72.0kg でした。
昨夜は絶食しました
今日は朝からバタバタの一日でした。
午前は家庭の用事で終了
午後からは塾の準備と他塾の先生に相談に行き新たな情報をゲットしてきました。
今回も大変有益な情報が入ってきました。
みなさんには内密にお知らせします。
ぜひ今後の学習や進学に役立ててください。
さて今日の良いお話は塾業界の人間としては一番良いお話ではないかと思います。
少なくとも私は・・・
子どもの頃、兄貴は顔がいいと褒められてた。
おっちゃんは、顔は悪いが優しい子だと褒められた。
気に食わなかったが、
今、そのほめられ方を大層気に入ってる。
(作者不明)
スタンフォード大学の心理学の教授
キャロル・S・ドゥエック氏によりますと
人には2つの「マインドセット」があるそうです。
Fixed mind-set(固定)とGrowth mind-set(成長)
ちなみにマインドセットとは、
経験、教育、先入観などから形成される思考様式のことです。
・固定的マインドセットは「能力は生まれつき決まっている」と考えるタイプ。
自分の有能さを誇示しがちで、失敗を嫌い、難題に挑戦したがらず、
いつも他人の評価を気にしている。
・成長マインドセットは「能力は努力次第で伸びる」と考えるタイプ。
結果よりも学ぶプロセスを楽しみ、失敗は成功のもとと考え、
他人の評価よりも自分の能力を伸ばすことに関心がある。
キャロル教授は、どんな分野であれ、大きな成果を上げる人は、
すべてGrowth mind-setの持ち主だったといい、
それを様々な実例や研究結果を挙げて説明しています。
9歳~13歳前後の子どもたち数百人を集めテストをします。
テスト結果に対して二つグループに分けそのほめ方を変えます。
片方のグループでは、「能力」を褒めました。
「よくできたね。君は頭がいいね」
もう一方のグループは、「努力」を褒めました。
「よくできたね。君は頑張ったね」
その後、頭の良さをほめたグループは新しい問題を避け、
同じ問題を解こうとする傾向が強くなったそうです。
ボロを出して自分の能力を疑われるかもしれないことは、
なるべく避けたいと思うようになったからです。
一方、努力をほめられた子供たちは、
その大半が新しい問題にチャレンジする方を選び、
学べるチャンスを率先して探すようになりました。
さらに、全員に難題を出したところ、
頭がいいね!とほめられた方は、
問題がとけないので、本当は自分は頭が良くないと
考えるようになり、
努力をほめられた方は、
難しい問題の方が面白いと感じ、
なかなか解けない問題があっても、
もっと頑張ろうと考えるようになりました。
その結果、グループ分けした時点で成績に差はなかったのに
「頭がいいね」グループは成績が、ガクンと落ち、
「頑張ったね」グループは、成績があがっていったのだそうです。
更にショッキングな事実を報告しています。
あるアンケート用紙くばり、その中に自分の点数を
自己申告する欄も作っておきました。
結果、片方のグループの40%が
自分の得点を偽って高めに記入していたのだそうです。
どちらのグループか?
そうです!
あたまがいいと「能力」を褒められたグループです。
「頭がいい」を褒められた
  ↓
「自分は頭が良い」
  ↓
「間違えることは恥ずかしい」
  ↓
「点数をごまかした」
という訳です
恐ろしいですね!
子供でも、社員でも、ほめて育てよ!
と言われますが、ほめるところを間違うと結果が違ってしまいます。
努力を誉められた子はチャレンジャーになり、
能力を誉められた子は失敗を恐れる。