微力ながら

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今日の体重は 71.0kg でした。
昨夜も食べていません
先日、仲良くさせていただいている名古屋の塾の先生がフィリピンのお子さん方に
寄付をするというお話を聞きました。
私、善人ではないですが子供のお話となるとジッとしていられず、
少しでもお役にたてればと思い寄付に参加させていただきました。
参加の決め手は、この先生が直接行ってフィリピンのお子さんに
寄付するものを渡してくださるのからです。
一般の寄付はどこでどうなっているのか?解らないので気分がのりません。
今回は微力ながら協力させていただきました
今日の良いお話は
人間ほめられたら、終わり
おだてられたら気を付けろ、怒られたら感謝しろ
注意されたらありがたいと思え
頭をど突かれたら宝物をもらったと思え
会社をクビになったらチャンスだと思え
(秋山利輝)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
横浜市に秋山木工と言う会社があります。
無垢家具・オーダー家具・古材家具の専門店で
迎賓館や国会議事堂、宮内庁、有名ホテルなどでも
使われており、厳しい修業を経た職人の技術は
高い評価を受けています。
秋山木工の社長である秋山利輝さんは、
「人間性6割、技術4割」という持論を持っており、
人間性を徹底的に磨き上げるために
丁稚奉公、徹底した徒弟制度をとっています。
その結果、年に一度行われる「技能五輪全国大会」の
「家具」部門でここ数年ずっとメダルをとり続けています。
実際、秋山氏が取り入れているルールは厳しいものばかりです。
・朝5時に起床、6時からジョギング
・頭は坊主
・平均睡眠時間3~4時間
・最初の4年間は恋愛一切禁止
・8年後には会社を辞めさせる。
研修初日には、自己紹介だけでなく、
同期の同僚紹介を完璧にできるようになるまで
何時間でも続けさせる・・・など
現在の若者には到底受け入れられない!と感じるところですが、
この厳しい門をたたく若者は年々増え、
今では定員の10倍を超える応募が全国からあるそうです。
その訳は、こうした厳しいルールは単なるスパルタではなく、
ちゃんと理由があり、1つ1つのルールについてそれを説明し、
納得させ、筋道をつけながら育てているからです。
例えば、恋愛一切禁止の理由は、
最初の4年間は一人前になるために、
一心不乱に仕事に集中して欲しいということ。
それと
『輝いているときに恋愛をした方がいい!
ということです。
4年間必死に修行して、それを乗り越え、
「自分が輝いているとき」に出合う人の方が
いい人に出合えるし、自分も修行が出来ているので、
相手のことを深く見ることができる。
と言う訳です。
秋山社長は時間をかけて人を採用します。
採用か否かを見極めるポイントは2つ。
1つは面接中に一切反論しないこと。
これは、入社すること=社長に教えを請うことをであり、
自分をPRしたり、売り込むことは必要なく、
とにかく一つでも貪欲に学びとろうとする
素直な心が大切だからだそうです。
2つ目は、感謝の心を持っているか。
人を恨んでいる人は、職人にはなれないし、成功しない。
職人は、人に感動を与える仕事だから、
感謝する気持ちがあって初めて人に感動を与えることができる。
と信じているからだそうです。
1回の面接時間は3時間を予定し、
話したりない場合は丸一日、
もしくは現場での仕事が入っている場合は、
そこまで同行させて話を続けることもあるそうです。
そうして、とことんまで話をしてようやく採用、
となるわけではありません。
その後、秋山社長がその子の実家まで赴き、
親を交えて三者面接を行います。
実は入社してほぼ全員が「辞めたい」と思い、
親に相談するのだそうです。
その時、親も一緒になって子供を育てる覚悟があるか
見極めるためです。
秋山社長は言います。
「就職させる、人を雇うということは、
その人の人生に責任を取るということです。
そのためには、私も覚悟を決めるだけの準備が必要なんです。」
秋山社長は誰かを雇うと決めた夜は、きまって眠れないのだそうです。
「あの子はちゃんと一人前になれるのだろうか」
「もし一人前にできなかったら」
悪夢にうなされ暴れることもあったそうです。
一流の職人は、素直さと感謝、そして覚悟の結果
誕生するんですね!