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就実中学高等学校の説明会に行ってきました

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今日の体重は、71.6kg でした。
一進一退ですな
今日は就実中学高等学校の説明会に行ってきました。
特に変わったところはなく、平和な説明会でした。
その中でも気になったのは中くらいのクラスの男女比率が51:49で
ついに男子のほうが多くなってしまったということでした。
最近、男子の間でも世就実の名前を聞くのでだいぶ男子が増えていても
せめて3:7くらいだろうと思っていました。
正直ビックリでした。
今日の良いお話は
東大在学中に司法試験に受かり、
首席で卒業された方の勉強法に、
一つの本を7回読むということが書かれていました。
確かに、今までプロ中のプロと言われる方々は、
自分の仕事を繰り返し繰り返し「間をおいた反復」で
当たり前のようにできるまでされています。
俳優 津川雅彦さんも長い役者人生の経験から学ばれているようです。
***
一番苦労した監督は、伊丹十三さんです。
何が勉強になったかというと、めちゃ注文が細かくて多かったことです。
台詞を言う時に息継ぎをするんですが、
「そこでブレスしないでください」と、注文をつけてくる。
『スーパーの女』という作品で、
主役の宮本信子と僕がしゃべりながら歩く長いシーンなんですが、
「そこにある空き缶を歩きながら蹴ってください」と言うので蹴ると、
「右足でなく左足で蹴ってください」と言う。
必ず左足で缶を蹴るためには、
歩く歩数にまで神経を使わざるを得ないから、
台詞への神経がどうしても疎かになる。
するとすかさず、「台詞が、微妙に淀みました」とか
「ちょっと歩き方が不自然でしたね」と。
それだけではない。
「この空き缶をここへ蹴ってください」
と場所まで指定するんです。
僕も切れちゃって「サッカーの選手じゃあるまいし、
空き缶を決められた方向に蹴るなんてことはできません」
と文句を言ったら、
「でもその空き缶を左手で拾い上げて、
机の上のこのキャメラの左手前に置いてもらわないと
画面がしまらないんですよね」と(笑)。
いいところに飛んだと喜んだ途端、
今度は僕が台詞を詰まらせてしまう。
これはもう、どんな注文にもめげず台詞を
滑らかに言えるように完璧に覚え込むしかありません。
というより、もう臓腑に叩き込むという感覚ですね。
台詞を繰り返し何百回も言って覚えるには違いないんですが、
回数をやればいいというものではなくて、
日数をかけなきゃダメなんです。←ここ重要
寝ては忘れ、起きてはまた覚えなおす。
徐々に忘れる量が少なくなり、
一晩や二晩寝てもワンフレーズも忘れなくなったら、
今度は早口言葉で一気にロレらずしゃべれるようにする。
次に車を運転しながらしゃべってみる。
気は運転のほうに集中しないと危ないですから、
そんな状態でも台詞がちゃんと出てくるかを確かめました。
どんな障害にも気を散らすことなく言えるようになるまでに
14日間かかりましたね。
もう台詞を忘れるという心配は一切なしに、
現場では相手役のセリフのニュアンス、
間合い、テンポ、語気といったことにも神経を集中でき、
それに自由に合わせられるようになった。
これ、伊丹さんのおかげです。
***
つい、なんとか楽をして・・・と思いますが、
やはり何かを学ぶ時には、我慢とか忍耐とか苦労をして、
日数をかけなきゃダメですね!