今日は久々に幼児クラスで指導しました。

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今日の体重は 69.2kg でした。
昨夜食べ過ぎました。
今日は久々に幼児クラスで指導しました。
今回は年中さんが多いのでなかなか素直に勉強してくれません。
前回のクラスは年長さんが主体だったのでスムーズにいきましたが・・・・
でもし始めると飲み込みは早い!!
問題は気分・・・
そんな生徒が中学生にも多数います。
最近は再テストに来るのですがボーーーーっとして進まない生徒・・・
うーーーん、困った・・・
今日は中2の授業でした。
連立方程式の利用を指導しました!!
ここは大事!!
みんな頑張って復習してな
今日の良いお話は
健康な胃腸のように、
自分の血や肉になるものをとって、
他はこだわらずに忘れることを僕は心がけている。
(武者小路実篤)
青年は、生きる自信を失っていた。
自殺を考えるほどだった。
青年の名は、佐藤良二。
当時の国鉄バスの車掌だった。
良二は、3歳の時に、母を亡くし、
寂しい幼少時代を過ごす。
父は田畑や山仕事に精を出し、
3人の子供を育てるのに必死だった。
良二は、父に感謝しながらも、
「朝から晩まで、子供のため、人のため、
村のために働き続けて、年老いていく父の生き方に、
どんな意味があるのか」と疑問を抱き始めた。
家が貧しいため、良二は高等小学校しか出ていない。
友人は胸を張って上の学校へ進んでいった。
学歴に対する劣等感、
どうせ働いても出世できないというむなしさが彼を襲う。
父の勧めで国鉄に入った。
しかし、収入さえ安定すれば、幸せなのか。
不満と無気力で仕事をする。
当時の日記にはいつもイライラしている姿が
記されている。
***
一人の切符を切っている時、
他の客が手を出すと腹が立つ。
息の臭い人にも腹が立つ。
乗り込んだ老婆が発車でよろめいて私にすがりつこうとすると、
私は払いのけたいほど気持ちが悪く、嫌な気がした。
10円切符を買うのに1000円札を出す人には、
誰かに借りて出せと言った。
10円玉があっても1円ばかりを寄せ集めて出す人などは、
ビンタをはってやりたいほどだった。
***
やがて、転機が訪れた。
ある日、腰の曲がったおばあさんが、
「もったいない、もったいない」と言いながら、
バスに乗ってきた。
良二が「何が、もったいないんじゃね」
と尋ねると、優しい笑顔で、
「昔はバスがなかったから、
この山道を歩くのは大変じゃった。
おまえさんらのおかげで、
歩かなくてもよくなった。
うれしいんじゃ、もったいないくらいじゃ、ありがとう・・・」
この「ありがとう」の一言に、
良二の胸は、じーんと熱くなった。
これまでは、自分の殻に閉じこもり、
自分のことしか見えていなかった。
バスに乗る人の気持ちを、
全く考えていなかったことに、
ようやく気づいた。
イヤでイヤでたまらなかった車掌の仕事・・・。
しかし、このバスを待ってくれている人がいる。
感謝してくれている人がいる。
そう思うと、「お客さんに喜んでもらわなければ!」
という気持ちがわいてきた。
心が変われば・・・
日記の内容も変わってきた。
***
「始発バスに遅れて駆け込む人には、
発車直前だから正直言って腹が立つが
『何を良い夢見ていたんですか』ときく。
この言葉は、お客にどなろうとした僕の心を妙にくつがえし、
今日一日を楽しいものにしてくれる第一声となる」
「一円玉を15個出されて嬉しかった。
ふだんなら腹が立つ。
しかし『こんなこまかいのをごていねいに』というと、
千円紙幣しかなかったのでごめんしておくれ、と婦人は笑った。
俺は、ああいい人だと、急に嬉しくなった」
「『いつもあんたのバスに乗りたいわい』
と言ってくれる人もいる。
なんだか心嬉しいこの頃だ」
***
怒ったり、嫌みを言ったりせず、
ぐっと抑えて、まず相手を思いやる言葉をかけていく。
そうすれば乗客の心もほぐれ、
バスの中の雰囲気も明るくなる。
何より、自分自身がイライラしなくて済むようになる。
良二は、「日本一の車掌になるぞ」と決心し、
血や肉になるものを積極的に吸収していった。
反対に、多少気分を害することがあっても、
その目的を果たすためにプラスにならないことには、
こだわらず、忘れるように心掛けていった。
その後良二は、沿線一の人気者、
「名車掌」になり、のちに2000本の桜を
植えつづけた活動により、有名になった。
木村耕一「まっすぐな生き方より」