ツユム塾で新人研修??

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今日の体重は 74.9kg  体脂肪率は 24.5%  でした。

 

今日は東京から業者の方が4名もツユム塾に来てくれています。

商品説明と新人研修の一環だそうです。

新人研修になぜツユム塾に来る??(笑)

というわけで、今日はゆっくりブログを書けません。

すいません。

 

 

 

今日教えてもらった良いお話は

 

第47作目
「男はつらいよ 拝啓 車 寅次郎様」の中に
寅さんが鉛筆を売るシーンがある。
社会人となった甥の満男が
セールスに自分は向いてないと愚痴をこぼす。
すると寅さんは
「おじさんと勝負してみるか」と言って
そこにあった鉛筆を手に取って
自分に売り込んで見せろ、と言う。
(↓↓実際のシーンを要約)
満男は
「消しゴム付きで便利な鉛筆です。買ってください。」
とセールスを始めるが
寅さんは
即座に「いりませんよ」
「僕は字を書かないし
そんなものは全然必要ありません
以上…」
消沈する満男の手から
鉛筆を引き取った寅さんが、
微笑みをたたえて
その鉛筆を見つめてから
こう切り出す。
「…俺はこの鉛筆を見ると、おふくろのことを思い出すんだ。
オレは不器用だったから、満足に鉛筆ひとつ削れなかった。
すると夜、おふくろが鉛筆を削ってくれたんだ。
火鉢の前できちんと正座して削ってくれるんだけど、
削りカスが火の中に入るとプーンといい香りがしてな。
きれいに削ってくれた鉛筆で勉強せず、落書きばっかりしていた。
でも削った鉛筆が短くなると
その分だけ頭が良くなった気がしたもんだ。
 …
お客さん
ボールペンってものは便利でいいでしょ。
だけど味わいってもんがない。
その点、鉛筆は握り心地が一番。
木の温かさ、六角形が指の間にきちんと収まる。
ちょっとそこに何でもいいから書いてごらん。
(満男が渡された鉛筆で試し書きをする)
どう
デパートでお願いすると1本60円はする品物だよ。
だけど
ちょっと削ってあるから30円だな。
(満男が手を止めて寅さんを見る)
いいよ、いいよ
タダでくれてやったつもりで20円!
(いいの?という顔の満男)
すぐ出せ。さっさと出せ(笑)
(その場に居合わせたおいちゃん、おばちゃん
妹のさくらまでも財布をまさぐる)
—–
自分は
セールスで行き詰まりを感じた時
いつもこのシーンを思い出す。
母親が火鉢の前で小刀で鉛筆を削り
そばで見ている子供の寅さん。
自分も似たような経験をして育ったので
ジーンとくるが
1番は
口上が終わって
満男に
「おじさん参りました」
と頭をさげられた寅さんが言った言葉だ。
「いやいやいや、俺の場合はね
今夜この品物を売らないと
腹すかして野宿しなきゃならねぇな
ということがあってさ
のっぴきならねぇところから
絞り出した知恵みたいなもんなんだよ」
これが大事だ。
自分も商品を売らないと
家族にご飯を食べさせられない。
子どもが学校に行けなくなる。
そんな崖っぷち状態が4年間続いた。
その時は
地獄のように感じていたが
今思うと
それがあったからこそ
知恵が出て、できないことが
出来るようになった。
便利な世の中になったが
ものの習得はどんな時代になっても
「今日この品物を売らないと
腹すかして野宿しなきゃならねぇ」
みたいな
のっぴきならないものがあって
必死にならないとないと
自分のものにはならない。
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